みなさん、お久しぶりです。久しぶりだぜ、おとみさん・といいたくなるほどですね。朝からおっさん何言ってるねぇやときそうですが、正気です。まあぼけてはおれませんということですね。
さて、高口さんが、久しぶりにイタリヤ見学からの報告をしてくれました。修学旅行だから大変だったろうなと思います。お疲れさんでした。読ませてもらって、日本もそろそろ本格的に一国主義的なあの上昇=、価値、幸福、いきがいのアイデンティティからそれこそ卒業しないと、すべての人が絶望的になり暴発するか自殺してしまうかの悲惨なことになりそうだと再確認しました。実は、日本近代文学は、森鴎外「舞姫」以来、この課題を背負ってきたというのが私のおおざっぱな文学史観ですが、本当にこの脱出の方向で書かれたテクストの再発見、あるいは再評価、読み直しにすすまないと大変なことになると思っています。今度、メール討論は大岡昇平の「野火」ですが、これまでの主人公中心主義的な古風な読みを転換して、新しい読みが展開されそうですので、今から期待しています。われわれは文学史の先端に立っている自負と情熱をもってすすみたいものですね。 どうですか。少しぼけていますか。くすっと照れて笑っている後藤さん、そうですねといつも真摯に真顔に応じていただく綾目さんの顔が浮かんできます。一つ何かブログに書いてください。 前田角藏
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